総合型選抜・学校推薦型選抜志望者よ、今すぐこの本を読め！

総合型選抜・学校推薦型選抜志望者よ、今すぐこの本を読め！①

SDGs教育

小学校は2020年度、中学校は2021年度、そして高校では2022年度からの「学習指導要領」の改訂によって、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されました。つまり、SDGsの担い手を教育の現場から育成することが目指されるようになったのです。これを見越して、大手塾も総合型選抜や学校推薦型選抜の対策に、SDGsを利用した探求プログラムをすでに実施しています。

Ex.早稲田塾のココが凄い⑦　～SDGｓ探求学習プログラム～

これまで潜龍舎でも志望理由書の作成において、SDGs的な課題に取り組みたいという志望を掲げる生徒の指導を行い、合格も勝ち取ってきました。しかし、今後、SDGsのようなアプローチは通用しなくなる恐れがあります。この本が出てしまったからです。

斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書、2020.

SDGsなんてオワコンだし、資本主義は詰んでいる!

本書において、晩期のマルクス思想を発掘した著者が新たなマルクス解釈をもとに、気候変動を含む環境危機の問題に本質的に取り組むためには、資本主義を捨て、減速した経済社会をもたらす「脱成長」コミュニズムを実現する必要があると主張します。現行、国連が主導し、世界的に行われているSDGsのような取り組みは、資本主義社会のあり方に依拠し、環境危機に対処しうるものではないと主張されているのです。本書では「SDGsは「大衆のアヘン」である！」とまで言われています。

二酸化炭素排出に伴う温暖化などの環境危機の原因は、資本主義にあることを論証しながら、さらにはSDGs的なアプローチではもはや環境危機は乗り越えられないと述べられています。ようするに、SDGsなんてオワコンだし、資本主義は詰んでいるわけです。

上記のような主張の理論的な説明や、環境危機を乗り越えるための「脱成長」という概念が何を意味するかは本書をぜひ読んでいただくとして、問題は総合型選抜や学校推薦型選抜の対策において、もはやSDGs的アプローチはもはや通用しないということです。

SDGsでは無理なんだわ

この本では、SDGs的なアプローチでは環境危機は乗り越えられないと主張され、環境危機を克服するための「脱成長」概念について新たに提示されたマルクス解釈にもとづく理論の展開や論証が行われ、非常に強力な説得力を持っています。この本がベストセラーとなっているのも頷くことができる内容です。それゆえ、まともな（＝大学入試審査をきちんと行う）大学教員であれば、まず間違いなくこの本を読み、SDGsが環境危機に無効であることを理解するはずです。したがって、審査官であるこうした大学教員に対して、SDGs的な課題に取り組みたいとする志望理由書をさし出しても、今後通用しなくなると思います。つまり、SDGsでは合格しないのです。

SDGs的課題をテーマに志望理由書を書きたい人へ

それでも、さまざまな環境危機に対するSDGs的課題に取り組みたいと考えている人は、まずはこの本を読むことが必須になります。「マジで」気候変動を含む環境危機や各種の社会問題に取り組みたいのなら、まずはこの本を読めと言いたいです。潜龍舎では、今後、この本を受講生の必読書の一つにいたしました。

この本を超えていけ

SDGsを含む資本主義にもとづいた政府や企業主体のアプローチでは、環境危機は乗り越えられない。この本では、最終章において、環境危機に対処しうる「脱成長」コミュニズムの実践の萌芽として、スペインはバルセロナ市を例に挙げて、具体的な取り組みのあり方まで提示しています。今後、志望理由書を書く受験生は、この本で提示された可能性まで考慮に入れて、地球環境危機や、貧困や差別など各種の社会問題に取り組みたいと掲げ、その方途やビジョンを示していく必要があります。つまり、この本を超えていく必要があるわけです。SDGsはオワコンです。新たな道を探すために、まずは、この本を読むことから始め、潜龍舎での対策を初めていきましょう！

潜龍舎ご案内（各種コース&受講料金等）

Contents

【全国対応】受験生が潜龍舎の指導を受けるべき３つの理由（小論文編）
【全国対応】受験生が潜龍舎の指導を受けるべき３つの理由（総合型選抜・学校推薦型選抜対策編）【合格体験記】
【全国対応】小論文無料体験指導＆《総合型選抜 / 学校推薦型選抜合格奪取戦略構築大相談会》受付開始！
高校1，2年生ならびにその保護者の皆様へ―総合型選抜 / 学校推薦型選抜対策はもう始まっている―（全3回）
チャンスをいかせ！私大合格者の半分は総合型選抜 / 学校推薦型選抜受験者です！
総合型選抜 / 学校推薦型選抜に対する誤解
総合型選抜・学校推薦型選抜を受けようと考えている受験生へ【総合型選抜・学校推薦型選抜対策方法の鍵】シリーズ
AO・推薦入試（総合型選抜）に向いていない人
受験生が潜龍舎の指導を受けるべき３つの理由（AO・総合型選抜 / 学校推薦型選抜対策編）
これから志望理由書を作成するあなたへ【総合型選抜 / 学校推薦型選抜対策】
「勝つための」志望理由書をつくるために
【「合格する」志望理由書の作り方」】シリーズ
合格する「志望理由書」の作り方、YouTube公開開始！
その志望理由書で本当に大丈夫？
総合型選抜・学校推薦型選抜合格したいなら早期対策を！—合格の秘密①—
総合型選抜・学校推薦型選抜合格したいなら早期対策を！—合格の秘密②—
総合型選抜・学校推薦型選抜合格したいなら早期対策を！—合格の秘密③—
2018
2019
2020
2021

【全国対応】受験生が潜龍舎の指導を受けるべき３つの理由（小論文編）

【全国対応】受験生が潜龍舎の指導を受けるべき３つの理由（総合型選抜・学校推薦型選抜対策編）【合格体験記】

潜龍舎の強み-完全1対1個別指導

以下のように総合型選抜・学校推薦型選抜の対策指導を行う大手塾さん、たくさんあります。同志社大学の総合型選抜の対策指導、みなさん当然行っています。

この時期は、各大手塾さんもセミナーやら説明会やら実施していますので、のぞいてみてくださいね。ちなみに弊塾のセミナーは下記のとおり。

https://www.yu-hikai.com/senryuu/7706.html

弊塾が以上の大手塾さんと異なるのは、学術論文を執筆する現役の哲学研究者であり、大学教員でもある代表の佐藤が、入試審査官である大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う点にあります。大学における学問や研究の観点から志望理由書作成指導や小論文指導を行う点が、他塾の指導者とは明確に異なり、大きな強みであると言えます。

また、弊塾の特徴としては、一対一の完全個別指導です。大手塾のなかには、指導者一人で複数生徒の指導を同時間内に行うところもあるようです。しかし、過ごす時間や指導の密度は当然、個別指導のほうが高くなります。さらに、指導時間以外にもLINEやメールなどで随時質問対応が可能です。生徒との連絡を密に取りながら、生徒とともに伴走して臨むスタイルが弊塾の大きな特徴だと言えます。まとめましょう。

潜龍舎の指導の強み

1．大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う。

2．完全個別指導+随時質問対応可能

3．生徒の将来を考え、生徒の問題や課題に寄り添った指導を行う。

総合型選抜（AO入試）・学校推薦型選抜志望者のみなさん、ぜひ、大手塾さんも見ていただいたうえで、弊塾のご利用をご検討いただければと存じます。しかし、潜龍舎では、職人気質の極めて強いプロのスタッフが、一人一人の生徒に、時間をかけて、丁寧に小論文や志望理由書、面接等の対策を行います。したがって、指導できる生徒数に限りがありますので、お早目のご相談、ご入会をお願いいたします。