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総合型選抜・学校推薦型選抜 面接対策 【面接質問集】

下記の質問は、あくまで通常の面接でよく聞かれる質問の一部です。本番の面接でどのような質問がされるかは、その時の面接官によって変わります。そのため、例示した質問は、入り口の質問にすぎないと考えてください。

 

通常の面接では、質問に受験者が答えた後、その答えに対して、「どうしてそう感じたのか、捉えたのか、もしくはそのように行動したのか」や「他のとらえ方や行動の可能性についてどう考えるのか」について質問されるので、そのつもりで準備をしておく必要があります。

 

昨今の大学入試の面接では、「暗記してきた内容を暗唱するような姿勢」は評価されません。コミュニケーションの力の有無が見られますので、「質問の趣旨に応じた応答内容をその場で考えて話し、さらに対話を続ける姿勢」が求められます。まずは、以下の質問に答える準備をしつつも、本番の面接における面接官との「対話」を意識するようにしてください。

 

一般的な質問

導入

・自己紹介をしてください。

・自己PRをしてください。

 

高校時代までに力を入れてきたこと

・高校時代に一番力を入れたことを話してください。

・高校時代に一番力を入れたことの具体的内容や、果たした役割を教えてください。

・その中で、あなたが経験した苦労や困難について教えてください。

・それをどのようにして乗り越えたのかを教えてください。

・力を入れたことのなかで、あなたが工夫したことを教えてください。

・そうした活動をとおして、あなたが学んだことや成長したと感じたことを教えてください。

・そうした学びを、入学後、どのように活かしていくかについて教えてください。

・それ以外で力を入れたことについて教えてください。

 

自己分析

・あなたの長所・短所について教えてください。

・長所・短所と感じた具体的なケースや事例について教えてください。

・短所をカバーするために心掛けていることを教えてください。

・周りからどのような人だと言われるか、教えてください。

・なぜそう思われていると自分では考えるのか、教えてください。

・あなたが、これだけは誰にも負けないと思うことについて教えてください。

・自分が人と違うところについて、教えてください。

 

対人関係・挫折・ストレス観

・気の合わない人とあなたはどのように付き合うのか教えてください

・あなたが苦手と思う人と、その人に対する接し方をあなたの経験の中から教えてください

・他人と意見が対立したとき、どう乗り越えたか、教えてください。

 

志望動機・志望理由

・大学を選択する際にあなたが重視することを教えてください

・あなたは、なぜ大学で学ぶのですか。

・〇〇大学を志望する理由を教えてください。

・入学後、どのような勉強をしたいのか、教えてください。

・その理由をあなたのこれまでの経験と重ね合わせて教えてください。

・将来の夢について教えてください。

 

趣味・特技・資格・教養

・あなたの趣味についてお話ください

・その趣味についてどういうところが楽しいのか、教えてください。

・特技について教えてください。

・その特技を習得するまでの過程について教えてください。

・その趣味や特技を身につけてよかったと思うことを教えてください。

・何か資格があれば、それを取得した理由とともにお話ください。

・最近読んだ本について教えてください。

・好きな作家がいたら、その人を好きな理由とともに教えてください。

 

社会事情

・最近、日本で気になったニュースについてお話ください。

・その問題について気になったり、興味を持った理由について教えてください。

・気になったニュースに接したとき、それについて深く調べた経験があれば教えてください。

・今後の日本の将来について考えたり、感じていることを教えてください。

 

おわりに

最後に何か質問はありますか。

面接官に伝えたいことがあれば、お話ください。

 

志望理由書/自己推薦書にもとづいた質問

・あなたはなぜ、大学進学を考えましたか。

・大学とはどのような場であると考えますか。

・これからのあなたの人生にとって大学に進学することは、どのような意味を持つと考えますか。

・本学が他の大学と異なる点は、どのような点にあると思いますか。

・なぜ、総合型選抜/学校推薦型選抜という入学試験制度を利用しようと思ったのですか。

・合格が決定したら、入学までのあいだに何をする予定ですか。

・入学後にはどのようなことに力を入れたいですか。

・○○学科でどのようなことを学修したいと考えていますか。

・あなたの研究したいテーマについて説明してください。

・志望学科のアドミッションポリシーをどのように理解していますか。

・最近、読んだ(あるいは見た)、志望学部・学科(コース)に関連する書籍や新聞(雑誌)記事およびニュース等の中で、あなたが特に関心を抱いたこと等を具体的に説明してください。

・本学○○学科を選択することのあなたにとっての利点はどこにあるか、具体的に説明してください。

・○○になろうと決意した経緯について説明してもらえますか。

・なぜ、あなたが○○にならなくてはいけないのですか。

・どのような○○になりたいのですか、また、将来○○になって何がしたいのですか。

・他大学でも○○になるための学びを得られるとは思います。なぜ、本学を選択するのですか。

・大学での学びの後、どのような人間になっていたいですか。

・将来は、どのようなことで社会に貢献したいと考えていますか。

 

面接試験においては、受験生が弊塾のような対策塾や予備校、学校などで面接試験に対する応答の対策や練習を行ってくることを、試験官である大学教員も重々承知しております。したがって、大学教員側もとおりいっぺんの決まりきったありふれた質問ではなく(質問によってはあえて問う場合もありますが…)、基本的には受験生の資質を問う本質的な質問を発してきます。面接試験において重要なことは、そうした問いについて限られた時間内において自ら考えて回答することです。

 

回答の時間

「一つの質問をされたら、それに対してどの程度の時間を回答に費やすことができますか」と受験生からよく問われます。常識的な会話のテンポを考えましょう。弊塾では、おおよそ15秒から20秒程度で質問に対する回答を行うように指導しています。たくさん話すことができるから良いのではなく、説明を過不足なく要点をまとめ、簡潔に行うことのほうが重要です。さらに、たんに独りよがりに説明を行い、質問に答えるのではなく、面接官との会話のキャッチボールを行い、面接官との「対話」を行う姿勢を示し、コミュニケーションを図ろうとすることが重要です。

 

回答の内容

当然のことですが、質問に対して、覚えてきた内容をロボットのように回答するような姿勢では評価されません。準備してきた内容に基づいて、回答のその場においても、どのようにしたら面接官に理解してもらえるのか、言葉を選び、考えながら語る姿勢や、出願書類では説明しきれなかった内容などを適宜織り交ぜながら、回答する必要があります。面接官の質問から、彼らが何を知ろうとしているのか、正確に把握する必要があります。その意味でも、面接における対話では、ただ準備してきた内容を答えるのではなく、短時間で頭脳をフル稼働して考える必要があるといえます。

 

大学への志望理由

必ず問われることになる質問ですが、大学への志望理由は、志望理由書などの出願書類を提出している場合には、すでに提出された内容をそのまま語っても、面接官にとっては情報量が増えません。したがって、弊塾では志望理由書作成時には泣く泣く削除した内容や、紙面の範囲では伝えきることのできなかった余剰の説明を行うことによって、志望理由や人物の魅力に説得力を持たせる説明を行うことを方針としています。そのためには、志望理由書作成の段階において、規定字数の2倍から3倍の分量で一度志望理由書を作成しておき、説明のための余剰をあえて生み出しておくことが前提となります。仮に規定字数800字の志望理由書であれば、1600字以上は必ず書かせ、一度、志望理由書を完成させます。こうした余剰を生み出しておくことが、実は面接の対策につねにすでになっているというわけです。志望理由書など出願書類作成の時点で、面接対策は始まっているといえます。的確かつ内容の充実した回答を行うためには、出願書類作成の段階で「仕込み」を行なっておく必要があります。(反対にいえば、志望理由書作成の段階で、面接官に問われそうなことをあらかじめ説明しておくという観点から志望理由書を作成できるかどうかも重要です。志望理由書の情報はいわばルアーのようなものです。(失礼ながら)面接官が食いついてきてくれたら、こちら側の計算どおりというわけで、上記のような余剰の説明を行なっていけばよいのです。)

 

答え方とキャラクター

高校受験などの面接試験においては、学校などで面接における立ち居振る舞いや回答の仕方などについて練習をした経験のある方もいるかもしれません。入学を請い、試験を受ける立場であるため、面接官に対して失礼なことがないようにするべきだというのはどのような面接試験においても当然です。しかし、いまだに高校受験のような応答の練習をしたがり、弊塾にもそうした対策を求める方がいますが、面接における挙措はさほど問題ではないのです(=本質的ではない)。弊塾では可能な限り、その人のあるがままのキャラクターを出してもらい、普段の話し方(あくまで話のテンポや態度のことです。敬語などは当然用います。)をしてもらうようにしています。面接向けに猫を被った態度や姿勢では、その人の魅力を表現するのにマイナスとなるからです。受験生のみなさんは、親や学校の先生以外の、大人と話すときの常識的な姿勢や態度を備えておいてもらえれば問題ないと思います。

 

対策として何をするべきか

a.志望理由書等の出願書類の内容に対して、「余剰の説明」を行うことができるようにする。つまり、志望理由書等では説明しきれなかった内容や、補足的説明を行えるようにする。

b.当然、想定される質問については15~20秒で回答できるように準備をしておく。

c.大学入学後の研究テーマについてより詳しく説明できるように、新書や概説書など一般書籍で構わないのでよく読み込んでおく

d.ホームページなどの情報から大学教員の専門分野についてもある程度、知っておく。

e.入学後にどのような学生生活を送りたいのか、研究計画書やフィールドワークの計画なども構想しておく。

f.以上を適切な指導者から適宜指導を受けて、対策を行う。

 

余談1:圧迫面接

企業などの面接において、かつて圧迫面接が行われるということが事実としてあり、こうした面接の仕方がそのインパクトゆえに有名になってしまいました。しかし、圧迫面接を行うことは企業側にもハラスメント被害などのリスクもあり、今は主流とはなっていないと思います。大学においても圧迫面接があるのかと問われることがあるのですが、原則的にはないです。弊塾の生徒たちからもこれまでにそうした面接試験があったとの報告は一度もありません。したがって、弊塾では、圧迫面接に対する対応などは特別にしておりません。それでも、大学入試においても圧迫面接がある!という言説が飛び交うのは、実際には受験生の印象によるものが大きいと思います。試験官としては、圧迫面接などでは到底ないと思っていても、ある種の質問の仕方や内容によって受験生側が圧迫されたという印象を受ける可能性はあり、そうした印象を持った受験生が大きく騒いでいるのだと思います。

 

余談2:面接試験における服装について

入試における服装等についてもいろいろ聞かれますが、本質的ではないと思います。服装や容姿に対して審査が行われるわけではありません。極端な話、金髪のモヒカン、鋲が入った革ジャン着用で、パンクロッカーの格好をしていっても、あるいは全身ゴスロリのフル装備で行っても、審査を行う大学教員は微動だにしません。そんなところを見ていませんし、興味がありません。髪の色、目の色、肌の色、何色だって構いません。反対に、こういう服装、容姿でなくてはならないという規定やルールがあるならば、入試要項に記載しておく必要があります。(そもそもそのような規定やルールを定めることに問題がありますが。)

学生らしい服装をしていけばよいです。制服がなくスーツを着たければスーツで行けば良いし、私服で行っても1ミリも審査には関係ありません。ピアスを開けていようがいまいが、タトゥーが入っていようがいまいが関係ありません。繰り返しますが、服装や容姿に対して審査が行われるわけではありません。入試に自信を持って臨むことができる姿で入試に行けばよいです。

 

大学教員とのコミュニケーションの場において何が問われるのか

面接は、審査官である大学教員とコミュニケーションを取る場となります。その際に考えたいのは、大学教員が受験生の何を知り、何を問いたいのかということです。以下のような点が考えられます。

 

・大学で学ぶにふさわしい、動機、目的、必然性、強烈な興味関心、研究テーマを有しているか。

・大学で学ぶにふさわしい、人間性、コミュニケーションの能力、ものを書く力、学力、意欲等を備えているか。

・志望理由書、活動報告書、自己推薦書等に書かれている事柄についての事実確認や内容の精査。

・課題レポート等の内容について口頭試問。

 

一般的な面接試験では、上記のようなことを大学教員は面接において問うことが考えられます。

 

受験生側はどのような準備をしておく必要があるのか

面接は総じて、上記の意図にもとづいた確認を行うための質問がなされます。まずは、自分の提出した書類について、何が問われうるのか、考えてみましょう。あなたが入試審査を行う立場にあったら、可能な限り優秀かつ意欲的な学生を獲得するために、わずかな時間において何をチェックしようとするか、まずは自分でも考えてみましょう。

 

 

第三者から問われうる質問について指摘してもらう

潜龍舎では、受験生の志望理由書指導にあたった専門のスタッフが出願書類のすべてをチェックしたうえで、これまでの合格者から聴取した質問に加えて、アカデミズムの立場から問われる可能性のある問いを70~100ほど提示し、これらの問いにいかに回答するかについて受験生と入念な打ち合わせを行ったうえで、試験に送り出しています。問われる問いは、非常に内容として難度の高いものや厳しいものも含まれます。

弊塾のような塾を利用しない場合には、第三者(保護者、学校の先生[複数]など)に出願書類を見てもらったうえで、問われる可能性のある問い、指摘されうる問題等について教えていただくことができると少なからず対策にはなるかと思います。

 

○○という質問がなされたらどのように答えますか

こういう質問を毎年、何度となく聞かれますが、この質問を問うている時点で、センスがないと思います。そうではなく、○○という質問に対して、××といった内容を答えようと思いますが、妥当でしょうか、といった確認をすることが面接に対応する力をつけることができる質問です。

大事なことは、何を答えるのかについてまずは「自分で考える」ことです。なぜなら、他人から与えられた答えを何も考えずに答える準備をしても、本質的に自分で考えなくてはならない問いが面接の場においてなされた場合に、対応できなくなるからです。

 

潜龍舎 面接対策講座

志望理由書/自己推薦書をご提出していただき、大学教員の観点から受講者に固有の質問を用意し、本番の水準の面接応答の方法について、指導いたします。合格者たちから「本番の面接より、潜龍舎の面接の方が厳しかった!」と言わしめる面接対策指導、ぜひご利用ください。

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総合型選抜/学校推薦型選抜(AO・推薦入試)受験予定者 推奨参照記事

総合型選抜・学校推薦型選抜受験のための心得

 

「志なき者は虫である」(吉田松陰)【総合型選抜・学校推薦型選抜においてもっとも大切なこと】

 

活動実績について【総合型選抜・学校推薦型選抜】

 

「合格する」志望理由書 / 自己推薦書 の作り方 【総合型選抜・学校推薦型選抜】

 

「潜龍舎の小論文対策大全」 【大学入試小論文 総合型選抜 学校推薦型選抜 添削指導 個別指導 オンライン指導 】

 

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潜龍舎 大学受験 進学先

2018

慶應義塾大学 法学部

同志社大学 心理学部

愛知医科大学 医学部

順天堂大学 医療看護学部

京都府立医科大学 医学部看護学科

奈良県立大学 医学部看護学科

 

2019

慶應義塾大学 法学部(FIT入試)

東京学芸大学 E類教育支援課程 ソーシャルワークコース

東京学芸大学 E類教育支援課程 表現教育コース

横浜市立大学 国際商学部

京都教育大学 教育学部 数学領域専攻

独協大学 外国語学部 英語学科

日本女子大学 文学部 史学科

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 スポーツ健康科学部

順天堂大学 保健看護学部

大東文化大学 スポーツ科学部

国際武道大学 体育学部

 

2020

早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ

慶應義塾大学 通信教育課程 文学部

上智大学 神学部 神学科

上智大学 文学部 英文学科

青山学院大学 地球社会共生学科

東洋大学 ライフデザイン学部人間環境デザイン学科

津田塾大学 学芸学部 国際関係学科

東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科

国士館大学 体育学部 スポーツ医科学科

 

2021

東京学芸大学 教育学部 B類 中等教育教員養成課程 理科専攻

東京学芸大学 教育学部 C類 特別支援教員養成課程

慶應義塾大学 総合政策学部

上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科

明治大学 商学部

東洋大学 ライフデザイン学部 生活支援学科

東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科

日本女子大学 人間社会学部 社会福祉学科

日本女子大学 家政学部 住居学科

日本体育大学 スポーツ文化学部 スポーツ国際学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

白百合女子大学 人間総合学部 初等教育学科

玉川大学 芸術学部 メディア・デザイン学科

北里大学 看護学部

目白大学 保健医療学部 理学療法学科

帝京科学大学 医療科学部 理学療法学科

 

2022

早稲田大学 スポーツ科学部

早稲田大学 スポーツ科学部

早稲田大学 スポーツ科学部

早稲田大学    スポーツ科学部

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

日本大学 薬学部 薬学科

大東文化大学 スポーツ健康科学部

埼玉大学 経済学部

横浜国立大学 都市科学部 環境リスク共生学科

浜松医科大学 医学部 看護学科

愛知教育大学 学校教員養成 養護教育専攻

京都教育大学 教育学部 数学領域専攻

大阪教育大学 学校教育養成課程 小中家政教育コース

 

2023

早稲田大学 スポーツ科学部

東洋大学 社会学部

日本大学 文理学部 中国語中国文化学科

日本女子大学 家政学部 児童学科

白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科

日本赤十字看護大学 さいたま看護学部

新潟青陵大学 看護学部

広島大学総合科学部総合科学科

筑波大学 人文・文化学群 比較文化学類

宮城大学 看護学部

北海道教育大学 函館校 国際地域学科 地域教育専攻

 

2024

早稲田大学 社会科学部

横浜国立大学 教育学部

高崎経済大学 地域政策学部

熊本大学 法学部

新潟大学 法学部

埼玉県立大学 保健医療福祉学部

埼玉県立大学 保健医療福祉学部

京都女子大学 家政学部 食物栄養学科

 

 

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