活動実績について【総合型選抜・学校推薦型選抜】
「受けたい」ではなく「受けるべき」という時代へ
総合型選抜・学校推薦型選抜は学力にとどまらない多面的な人物評価によって選考が行われる試験であり、活動実績の有無や受験者の「志」が問われます。したがって、すべての人が総合型選抜・学校推薦型選抜を受験できるわけではないと、これまでに弊塾では述べてきました。しかし、今後は認識を改める必要があるといえます。「受けたい」とか「受けられない」の次元を超えて、大学進学を目指すならば「受けるべき」試験だととらえるべきだと思います。というのも、大学入試における総合型選抜・学校推薦型選抜利用者の割合が高まっているからです。私大については毎年その割合の増加傾向が確認されていますが、今や入学者数の57.4%(半数以上!)が総合型選抜・学校推薦型選抜の利用者です。
国公立大も総合型選抜・学校推薦型選抜利用の割合がますます増えてきています。以上のような変化を鑑みれば、大学進学を志すこれからの高校生は総合型選抜・学校推薦型選抜を「受けたい」/「受けない」ではなく、「受けるべき」であり、総合型選抜・学校推薦型選抜を受験する準備を行なっていくべきだと考えるのが正しい判断になると思います。しかし、総合型選抜・学校推薦型選抜受験のためには、一般選抜とは異なった対策が必要となります。
一般入試では「誰でも」大学に入ってきてしまう…
入試を行う大学側の観点から考えてみましょう。一般入試においては規定の試験科目について、一定の点数を獲得した者を合格者として大学はいわば、「合格させなくてはならない」ルールです。つまり、その受験生がどのような人物であるかは不明であり、大学で学ぶ意志や目的などが仮にその受験生にはなくとも、点数を獲得した合格者として大学は当該受験生を入学させなくてはならないわけです。大学に入ったものの、特段学ぶ目的や意欲もあるわけでなく、将来の「志」がない者も大学には試験の点数だけで入ってきてしまいます。学ぶ意欲や目的がない者を大学教員は教育や指導したくはありませんし、できません。
総合型選抜・学校推薦型選抜とは、大学が欲しい学生を選ぶ試験である
そこで、大学側にとって望ましい学生を獲得するために、総合型選抜・学校推薦型選抜は行われているともいえます。つまり、総合型選抜・学校推薦型選抜とは、「大学が欲しい学生」を選ぶ試験なのです。みなさん、このことがよくわかっていらっしゃらないと思います。書類を出して、小論文を書いて、面接を受ければ合格する試験ではありません。あなたが大学に選ばれるべき学生としてふさわしい人物であるかどうかが問題なのです。
こういう輝かしい活動実績を持っています(ドヤァ!)が受かりますか!?
さて、こういう相談を毎年、本当によくうかがいます。
英検準1級、漢検2級、評定平均値4.8、生徒会会長、〇〇系コンテストの入賞歴等があります。こうした実績があれば、○○大学の総合型選抜に合格しますか。
部活でインターハイに出場しました。評定平均値は4.2ぐらいです。これで○○大学の自己推薦入試に合格しますか。
これまでにも述べてきたように、こうした質問をする人たちは、総合型選抜・学校推薦型選抜の本質が正しく理解できていないと思います。再度繰り返しますが、「総合型選抜・学校推薦型選抜とは、大学側が欲しい学生を選ぶ試験」です。「審査を行う大学教員が欲しい学生」とは、学びの目的、動機、意志、研究テーマ、志が明確であり、将来の志にもとづいて大学入学後も4年間しっかりと学業に励み、学業以外にも自分の将来に向けた諸活動を自ら積極的に行い、大学から与えられるものを受け取るだけの受動的な人間ではなく、大学という高度な教育研究機関を十分に利活用できる存在です。
「輝かしい」各種の成果や実績は、大学教員からすれば、これまでのあなたについての評価対象となる「ほんの一面」にしかすぎません。それらの活動から何を経験し、何を学び、その活動の過程はあなたにとってどのような意義を持つのか、その活動経験は大学における学びにどのように結びつくのかを明らかにし、説明しなければ、各種の実績をただ持っています程度のお話では、総合型選抜・学校推薦型選抜においては意味がないのです。部活動をどれだけがんばって、どれだけ素晴らしい実績を持っていたとしても、大学教員はそこには興味がない。彼らの関心は、合格させた学生が大学という教育研究機関で学び、研究してくれるかどうかにあり、その点を入試において受験生に対して確認しようとするわけです。
総合型選抜・学校推薦型選抜において、どのような受験生が評価されるのか
・大学において、学びや研究を「行わなければならない」目的、動機、必然性、問題意識、当事者性を有する人
・単なる興味や夢ではなく、明確な「志」を持つ人
・具体的な研究テーマを有する人
・自分の将来のために、高校時代から将来に関わる活動をしている人
・大学での学びを生かしうる明確かつ具体的な将来的構想を持つ人
・意識高い「系」ではなく、各種の問題への意識が本質的に高い人
上記は全国の大学のアドミッション・ポリシーを読みつくしてきた潜龍舎が抽出した大学が欲しい受験生像の一部です。上記をご覧になれば明らかなように、「〇〇という資格や実績を持っている人」が挙げられているわけではないのです。資格や実績はそれ自体で価値を有するわけではなく、あなたという人物にとってどのような意義を持っているのかを説明しなくてはなりません。
学部・学科、大学教員とのマッチングが最重要!
大学教員が彼らの学部・学科で学ぶにふさわしいと考える受験生を選抜し、獲得しようとする試験が総合型選抜・学校推薦型選抜です。この点をよく考えましょう。こういう資格、活動実績、受賞歴があるから合格させてくださいという話では、彼らは納得しないことは明らかです。大学教員が総合型選抜・学校推薦型選抜においてもっとも見ようとする点は、受験生が大学で学ぶにふさわしい「志」があるか否かです。あなたの「志」が問われる試験において、「英検準1級、漢検2級、評定平均値4.8、生徒会会長、〇〇系コンテストの入賞歴等があります!」とただ叫んでもまったく意味がありませんし、何かの資格や受賞歴が合格を確約するものでもありません。あなたが受験する学部・学科の大学教員たちがどのような学生を選抜しようと考えているのか、アドミッション・ポリシーも含めてよく分析し、リサーチする必要があるといえます。究極的には、大学教員とのマッチングを図ることが合格への近道になるわけです。
活動実績ってどうしてそんなに重要なのだろう
そもそもなぜ活動実績が総合型選抜・学校推薦型選抜において重視されるのか、どのような理屈で活動実績が求められるのかを考えてみましょう。大学は大学側がほしいと思う学生を入試において獲得することが目的です。
そこで、受験生が大学入学後もきちんと学んでくれる志や意志や目的を持っているかどうかを確認する必要があります。なぜ、大学で学ぶ必要があるのか、将来どのようになりたいのか、特定の学部・学科で学ぶ必要がなぜあるのか、を確認したいのです。そのために大学側が受験生について知りたいのは以下のようなことです。
①これまでの人生や経験にもとづいて、どのような事柄に興味・関心や問題意識を持つようになったのか
②その興味・関心や問題意識にもとづいて、高校生として何をしてきたのか(=活動実績)
➂②の活動にもとづいて、将来は何をしたいと考えるようになったのか
④将来の志望から考えたとき、大学では何を学び、研究する必要があると考えているのか
「○○に興味関心や問題意識を持つようになりました。だから、貴学の○○学科で学びたいです。」こういう説明をする受験生がたくさんいます。しかし、この程度の説明は言葉だけであればだれでも言えてしまう。その言葉が本当であるかどうかは、行動で見るしかありません。「愛している」といわれてもパートナーの行動がともなっていなかったら不信に陥るように、「興味・関心、問題意識があるんです!」とどれほど熱烈に言われても、行動がなかったらその言葉は本物にはならないのです。だから、大学側も以下のように確認したいのです。
本当に、そんなに○○に対して強烈な興味・関心、さらには問題意識なんてものがあなたにあるのならば、何かもうすでに行動していますよね。何をしてきましたか。
これが活動実績の本質です。受験生に興味・関心や問題意識があることを担保するものが、活動実績です。だから、たんに何の志も目的もなく、ボランティアをしていてもそれは活動実績としては評価されません。受験生の興味・関心や問題意識にもとづいた活動ではないからです。みんな、本当にもっと活動実績について考えたほうがよいと思います。活動はしていても、「志なき活動」はまったく評価の対象になりません。本質的な活動実績を積み上げていきましょう。何をしてよいのかわからない人は、まずは潜龍舎までご相談ください。
「志なきボランティア活動」は本当に意味がないです(泣)
自分の志とつながりのない「志なきボランティア活動」は、正直言って意味がない。ご面談やセミナーの質疑において、ご本人からも保護者様からも「ボランティアも生徒会活動も課外活動も、これだけやってきました!(ドヤァ!)」みたいなことを言われるのですが、本人の志や志望とそれらの活動の関係を説明できないと、総合型選抜・学校推薦型選抜では評価の対象になりません。
大学側は次のように問うてくるのです。
本当に、そんなに○○に対して強烈な興味・関心、さらには問題意識なんてものがあなたにあるのならば、何かもうすでに行動していますよね。何をしてきましたか。
自分の志や強烈な興味・関心があることを、活動によって証明するものが「活動実績」です。したがって、自分の志や興味・関心と関係のない、関係を説明することのできない活動は、いくら行っていても意味がない…。そういった話をすると、生徒様、保護者様ともにほとんど半ギレ状態になります。
「い、意味がないなんて、そ、そ、そんなことはないと思いますっ(怒)!」
すごい形相で怒ります。まぁ、そうですよね…。気持ちはわかります。でも、総合型選抜・学校推薦型選抜においては本当に意味がない。おそらくこちらの伝え方にも問題があって、正しいことをそのまま伝えればよいというわけではないということですね(苦笑)。また、部活動の実績もたいしてないのに、「3年間、部活動がんばってきました!」っていう人も同じです。高校の推薦入試じゃあないんです、大学入試です。全国の高校生が部活を3年間がんばっています、あなただけががんばっているわけではないため、そこでは差がつきませんし、そうした点を訴えても大学側は評価しませんよ、と。これでまた、相手を激怒させてしまうわけです、悪気はまったくないのですが。「○○をやってきました!」と言われましても、その活動について、将来の志や大学において学ぶ学問への興味関心や問題意識との関連を説明できないと、その活動は「ただの趣味」になってしまいます。ほとんどの高校生が行う部活動は、生徒の「趣味」であって、活動実績ではないです。
さて、言いたいことはそこではなくて、「志」に基づいた活動実績が積みあがっていなければ、積み上げればいいだけの話だということです。ただ、そのためには時間を要します。3月、4月にご相談をいただければ、まだまだ積み上げることのできる活動がかなりありますし、できます。しかし、これが夏休み前だとかなりというか、めちゃくちゃ厳しいです。毎年夏休み前の6月、7月に、多くの生徒さんのお申込みを潜龍舎が断ってしまうのは、活動実績が積みあがっていないからです。活動実績があって、志や興味・関心があることを証明できなければ、出願書類も作成できませんし、合格することはないとわかっているからです。結論はいつもいっしょです。総合型選抜・学校推薦型選抜対策は、先手必勝!正しい活動を行うところから、はやめに対策を始めましょう!
〇〇の活動、資格、実績があれば、合格しますか?
・評定平均値が4.9あります。この成果を上手く使える大学はありますか。
・部活動で関東大会に出場。英検準1級を取得。プログラミングでサービスを作り、新聞に掲載された。これらの実績があったらどのあたりまでの大学に合格できますか。
・○○○を××するボランティアを2年ほど続けていますが、○○大学の××学科では、この活動が評価の対象になると思いますか。
・△△△に取り組んで、☆☆☆という成果を得ましたが、この成果があることによって、総合型選抜・学校推薦型選抜で有利になりますか。
・とりあえず、ボランティアをしておこうと思いますが、どんなボランティアをしたら評価されますか。
・(ポイントが高く、評価の対象になる)おすすめのボランティアを教えてください。
上記のような質問をする人は、総合型選抜・学校推薦型選抜という試験のことがまったくわかっていない。活動、資格、実績がある「から」、それだけで評価され、合格が確約される試験ではないです。それらの活動、資格、実績が自分の将来や大学での学びとどのように関係するものなのかについて説明できないのであれば、どのような活動、資格、実績もゴミです。
何度も述べているように、ボランティアを含む各種の活動は、自身の将来の志にもとづき、今、高校生として何ができるのかを考えたうえで行われるか、あるいは、これまでに行ってきたことが大学での学びや将来の志にどのように活かされると考えているのかを説明できる必要があります。資格や実績を得てきたことも同様です。
このあたりのことを理解せずに、たんに活動、資格、実績の有無や要件について、質問をされても意味がないです。なぜ何らかの活動をしようと考え、継続してきたのか、なぜ英検を取得する必要があるのか、なぜある実績を積み上げてきたのか…自分の人生や将来という観点から志向かつ思考され、得られた活動、資格、実績であることを説明できないのであれば、総合型選抜・学校推薦型選抜においては意味がないです。たんに活動、資格、実績があればよいというものではないことを、高校生ならびに保護者の方々も含めて、そろそろ本当にご理解いただきたい。
総合型選抜・学校推薦型選抜のために、ボランティアなどの各種の活動を行うことは、本質的ではないですし、道徳的にも問題があると思います。災害地でのボランティア、子ども食堂でのボランティア、町の清掃活動のボランティア、どのようなボランティア活動でもそうですが、ボランティア活動に参加する動機や目的が自身の総合型選抜・学校推薦型選抜対策のためというのは、偽善的だし、本当にどうかしていると思います。
「ボランティアをしておこうと思いますが、どんなボランティアをしたら評価されますか」のような質問をしてくる高校生がたくさんいます。しかし、正直、本当に辟易しています、質問に答えたくもない。自分の評価のために、ボランティアをするなよ…。先に「志」、あるいは自分の価値観に照らしてこうあるべき、こうしたいという思いや気持ちがあって、その志や思いにもとづいて、活動がなされるべきだと思います。
部活動について考える
最近、部活動について以下のようなご相談をお受けしたので、少し考えてみたいと思います。
・総合型選抜・学校推薦型選抜を将来的に受験するにあたって、ボランティア活動や生徒会などに取り組んでいれば、部活には入らなくてもよいのでしょうか。
・高校の部活を転部することは、総合型選抜・学校推薦型選抜における評価に大きくひびきますか。
まず、スポーツ推薦等においては、運動部における活動の成果等が評価されます。スポーツ推薦については以下の記事をご覧ください。
スポーツ推薦以外の一般的な総合型選抜・学校推薦型選抜においては、端的にいって、全国大会、世界大会、国体等での活躍や実績、あるいは文化部においても全国大会や各種の大会における優れた賞などの受賞がないのであれば、部活動が総合型選抜・学校推薦型選抜において、何らかの評価の対象になることありません。したがって、部活に入ろうが入るまいが、途中で辞めようが継続しようが、転部しようが、審査官である大学教員はいっさい気にしませんし、受験時にこちらから特別な活動実績として申告しない限り、問題にもなりません。成果・実績が出ていない活動というのは、あくまで生徒の自由な趣味です。
スポーツ庁が平成30年3月に策定・公表した「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」にしたがえば、中学校、高等学校の学習指導要領の総則においては、部活動は、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」とあるように、同好の生徒の自主的・自発的な参加により行われるものです。つまり、部活動の参加は生徒の自由です。
全国の高校生において、優れた業績・成果、結果を残す生徒は一部であり、それ以外の部活動は繰り返しますが、生徒の趣味としての活動です。一生懸命、三年間続けてもらって、青春を過ごしていただいてかまわないのですが、優れた成果や実績がない限り、総合型選抜・学校推薦型選抜においては評価の対象になりませんので、毎年全国大会や入賞を果たすような感じの部活でないならば、多くの皆さんは部活動については、総合型選抜・学校推薦型選抜において活動を報告する必要もないですし、いっさい気にしなくてよいと思います。
ブラック部活動などの問題が指摘されて以来、文科省またはその外局として設置されたスポーツ庁などは部活動のあり方を見直しています。高校生の皆様も部活動のあり方や意義についてよく考えるべきだと思います。
高校1,2年生の皆様へ
総合型選抜・学校推薦型選抜を将来的に受験することを考えているのであるならば、たんに何も考えずに部活動をしているだけではダメだと思います。野球部なら野球、サッカー部ならサッカー、書道部なら書道だけをしている感じだとただの趣味です。部活動をしていてもよいのですが、自分にとってどういう意義や意味があるのかを考えるべきです。
ガチで何らかの優れた成果や実績を獲得しようとしていく感じの部活ならば、そうした成果や実績を獲得する過程や結果が総合型選抜・学校推薦型選抜において評価される部分も出てくるかもしれません。他方で、そこまで本気でもなく、楽しむ感じの部活であるならば、その場合の部活動はあなたの完全な趣味になりますので、将来的には総合型選抜・学校推薦型選抜における評価対象にはなりません。
潜龍舎の本音
部活動はやってもらってかまわないと思います。ただ、部活動で疲れ果てて、部活動が楽しくて、ほかのことは一切考えないし、しないという感じだと高校生の経験として非常に貧しいと思います。みんな本当にどうして部活しかしないんだろうなぁ。
総合型選抜・学校推薦型選抜の受験を視野に入れているならば、部活動オールインは非常に危険だし、マズイと思う。高校卒業時には18歳になって法的には成人であり、君たちは大人になります。将来のことを少しずつ考えてもよいのではないかな。
というか、総合型選抜・学校推薦型選抜においては、大学側は、将来やりたいこと、大学で学ぶ目的や志が明確で、大学入学後もきちんと志にもとづいて学んでくれる学生を合格させるのだから、総合型選抜・学校推薦型選抜の利用を考えているならば、君たちは将来のことを考える「べき」なのだと思う。
そのためには世の中や社会のことを知る必要があると思うし、社会を知るためには、実際に動いてさまざまな体験をしてみたり、自ら何かを企画して実行してみたり、読書等もとおして、学んでいく時間が不可欠だ。部活にオールインする高校生活を送って、総合型選抜・学校推薦型選抜に臨もうとするのは土台無理があるといえます。そのあたりのこと、よく考えてもらいたいというのが本音です。
入試要項を見てください
高校1,2年生のみなさん、そしてその保護者の皆様、総合型選抜・学校推薦型選抜の入試要項を見てください。私大は例年遅くとも夏休み前、国公立大も9月末までには当該年度の総合型選抜・学校推薦型選抜の入試要項が公表されます。まだよくわからなくても、将来的にこういう大学に行きたいなぁと漠然と考えている大学でもよいので、今すぐに総合型選抜・学校推薦型選抜の入試要項を見てください。お願いします!
総合型選抜・学校推薦型選抜は各大学によって少しずつ課題や提出書類などについて差異があります。また、何より総合型選抜・学校推薦型選抜は「活動実績」がないと受けられる試験ではありません。どこの大学であれ、入試要項を読めばわかります。
⑤自己推薦書〔全国枠・地域枠〕・自己推薦書補足資料〔全国枠・地域枠〕
様式E-1~2(計2枚)〔全国枠・地域枠〕に、「教職を目指すあなたの特筆すべき資質や適性」に留意し、分かりやすく、かつ、具体的に志願者本人が考えたことを手書きで800字以内で記入してください。また、これまでの生活の中で以下に挙げる経験がある場合には様式F〔全国枠・地域枠〕に〔記入例〕を参考に内容を記述し、加えてそれを示す資料をA4判の用紙にコピーし、資料番号を書き込んだ上で添付してください。
・高等学校や教育委員会等が行う教員養成のためのコースやセミナー等への参加、学校教育に関わる探究活動等
・教員養成系大学・学部が関わるイベント(高大連携に関連する公開講座等)への参加
・小学校の児童又は中学校の生徒とふれあう継続的な体験活動(ボランティア等)
令和4年度 横浜国立大学 教育学部 学校推薦型選抜 学生募集要項より
上記のように、たとえば横浜国立大学では「高等学校や教育委員会等が行う教員養成のためのコースやセミナー等への参加、学校教育に関わる探究活動等」、「教員養成系大学・学部が関わるイベント(高大連携に関連する公開講座等)への参加」、「小学校の児童又は中学校の生徒とふれあう継続的な体験活動(ボランティア等)」などを活動実績として報告することを要求しています。つまり、これらの活動を行っている受験生を評価するということを明示しているといえます。(逆に言えば、これらの活動がない受験生はこの出願書類を作成すらできず、横浜国立大学の学校推薦型選抜を受験できないということです。)通例、総合型選抜・学校推薦型選抜では、各大学が出願書類等においてこうした活動実績の有無を問います。大学から望まれるような活動を行って実績を積み上げていくためには、高校3年生になってからの対策や準備ではスタートが遅いといえます。
高3からの対策では埋めがたい差
旧AO入試時代から総合型選抜・学校推薦型選抜へと名前が変わっても、受験生やその保護者様はいまだに総合型選抜・学校推薦型選抜に対する認識や理解が不足していると思います。その表れが高校3年生(最悪だと高3の夏休み以降)になってから、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策を行いたいというご相談を受ける人々が多いからです。「志」もなく、活動実績も積みあがっていないのに、この試験に臨もうとするのは無謀です。活動実績の積み上げるためには、高3になってから総合型選抜・学校推薦型選抜の対策を始めるのでは、遅いのです。高校1,2年生からコツコツと活動の実績を積み上げ、自らの志を見定め、言語化する力を備えようと訓練してきた受験生に、高3から対策を始めた受験生が勝つことはありません。そこには大きな埋めがたい差というものがあります。
もう、100万回ぐらい言っているのですが、「志」について
「志」がなければ、総合型選抜・学校推薦型選抜を受験することはできません。「志」がなければ「志」望理由書、自己推薦書等、出願書類すら作成できなくなるからです。さらに、将来の「志」なんて簡単に見つかるものではありません。したがって、自身の志を見定めるためにも、早期から(高校1,2年生から!)対策を始めましょうね、と繰り返し申し上げている次第です(本当になかなかわかっていただけません…)。
そもそも、自分の将来について考えていますか
端的に言えば、総合型選抜・学校推薦型選抜は「将来やりたいことが決まっている人」が合格する試験です。高校1,2年生のみなさん、将来のことを何も考えずにひたすら部活動ばかりしていませんか(3年間部活動にオールインして活動実績も「志」も何もなく、慌てて「自分探し」を始める受験生、毎年たくさんいます…。それではそもそも総合型選抜・学校推薦型選抜は受験できません)。また、将来の目標もなく、無目的に勉強をするのは難しいと思います。高校での学びや活動のモチベーションを高めるためにも、少しでもよいので「自分の将来のこと」について考えてみてください。そうしたことを考えるのが面倒な人、今は考えられないという人、大学に入ってから将来のことを考えようという人は、大学受験に際しては一般受験をすればよいです。とはいえ、高校受験の延長で大学入試も一般入試のみを受けるのがスタンダードだと「いまだに」思っている方々もそろそろ考えを改める必要があると思います。総合型選抜・学校推薦型選抜も利用することによる受験機会の増加は、志望校に合格する確度を上げることになるからです。最終的に総合型選抜・学校推薦型選抜を受験しないという決断をするにしても、少しでもまじめに大学進学を考えているならば、早期から総合型選抜・学校推薦型選抜の利用についても視野に入れることが合理的な判断だと思います。
活動実績=ボランティア活動 ではない
高校生の皆さんがどこで聞きかじってくるのか、活動実績というと全員が異口同音に「ボランティアとかですよね」といいます。ボランティアもたしかにあるのですが、活動実績として大学が何を求めているのかは、大学の入試要項や活動報告書などの指示などで確認することができます。いくつか確認してみましょう。
大学が求める活動実績とは!?
横浜国立大学 教育学部 学校推薦型選抜
自己推薦書〔全国枠・地域枠〕・自己推薦書補足資料〔全国枠・地域枠〕より
様式E-1~2(計2枚)〔全国枠・地域枠〕に、「教職を目指すあなたの特筆すべき資質や適性」に留意し、分かりやすく、かつ、具体的に志願者本人が考えたことを手書きで800字以内で記入してください。また、これまでの生活の中で以下に挙げる経験がある場合には様式F〔全国枠・地域枠〕に〔記入例〕を参考に内容を記述し、加えてそれを示す資料をA4判の用紙にコピーし、資料番号を書き込んだ上で添付してください。
・高等学校や教育委員会等が行う教員養成のためのコースやセミナー等への参加、学校教育に関わる探究活動等
・教員養成系大学・学部が関わるイベント(高大連携に関連する公開講座等)への参加
・小学校の児童又は中学校の生徒とふれあう継続的な体験活動(ボランティア等)
令和4年度 横浜国立大学 教育学部 学校推薦型選抜 学生募集要項より
千葉大学 理学部 地球科学科 自己推薦書 記述要件より
地球科学科においては,地球科学に関する研究・調査・探求活動を行い,学会,ワークショップ,研究集会,地学オリンピック,理科研究発表会等で発表したことがある場合は,参加した学会等の名称,参加年月日,発表タイトルと著書名,簡単な発表内容を記載しても構いません。
千葉大学 教育学部 中学校コース 数学科教育分野
「活動履歴書」に記載した活動内容を証明できる資料等の例
数理科学関連のコンクールや公開講座,学校での数理科学クラブ活動の内容と結果が証明できる資料,コンクールでの賞状の写し,数学検定試験の合格証明書の写しなど。
東洋大学 社会学部 社会学科 自己推薦入試 志願理由書 記述要件より
問題意識や志願動機に関わる自分のこれまでの社会経験や社会活動、職業経験、巻き込まれた事件やできごと、強く感銘を受けた読書体験など
日本大学 文理学部 史学科 総合型選抜 出願要件より
高等学校もしくは中等教育学校(後期課程)在学中に歴史を扱う部活動に在籍,または地域の歴史系研究会などに在籍し,エントリーまでに行った活動実績を提出できる者
※「活動実績」とは出願者個人または出願者個人を含む団体による次の項目
・学園祭での展示(展示の内容がわかる状況写真やチラシなど)
・ポスター展示(ポスター写真,ポスターのコピー,またはその内容がわかるもの)
・発表会,報告会などで配布したレジュメ
・刊行物に載せた文章(コピー可)など 特に実地調査,聞き取り調査を主とした活動を歓迎する。ただし,いずれもインターネットによる検索結果だけ,博物館・資料館の見学だけで構成された活動実績や,各種「歴史検定」テストの実績は該当しない。
②①の活動実績に関するプレゼンテーションを行うことができる者(ただし,調べた内容についての出典を資料に明示すること)
各大学の要項や出願書類の記述要件を確認すると、どのような活動を行なっている必要があるのか、具体的にわかると思います。上位の大学になってくると、たんに何かを行なっているだけではなく、「優秀な成績」や「めざましい活躍」などの文言によって、「実績」や「成果」が求められるようになり、書類審査の時点でふるいにかけられることになります。
「実績」「成果」を求める上位大学
早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入学試験
出願資格より抜粋
・学芸系またはスポーツ系クラブなどに所属し、都道府県以上の大会・コンクール・展覧会などにおいて優秀な成績を収めた者。
・生徒会活動において、めざましい活躍をした者。
・資格(語学検定や財務・会計資格など)を有する者。
・その他、学校外での諸活動(クラブ活動、ボランティア活動など)において、めざましい活躍をした者。
慶應義塾大学 法学部 FIT入試(A方式)
出願資格より抜粋
(a)日本語以外のさまざまな外国語の学習に熱心に取り組み、かつその成果を検定試験などで証明できる者。
(b)文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
(c)学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
(d)ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
(e)国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
(f)入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
(g)その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。
慶應義塾大学 法学部 FIT入試 志願者調書 記述要件より
現在,あなたが最も関心を抱いている事柄は何ですか。その事柄にこれまでどのように取り組んできたか,また今後どのように取り組もうとしているか記してください。
慶應義塾大学 文学部 自主応募制による推薦入学者選考
自己推薦書 記述要件より
高等学校では何に力を入れ,どのような成果を上げましたか。具体的に書いてください(資格を取得した場合は,そのことについても触れてください)。また,可能な限り,それらを証明する書類(コピー可)を添付してください。
いくつかの大学を確認しただけですが、ボランティアに限られない、具体的な活動を求められていること、さらに上位の大学においてはまさに「実績」や「成果」の報告を要求されていることがご理解いただけるかと思います。
高校1,2年生から動き出しましょう!
まずは大学側がどのような活動実績を求めているのか、入試要項や出願書類を確認することによって理解しましょう。大学側が要求する活動実績が積み上がっていなければ、出願してもその大学からは評価されることはないということになります。さらに、確認された要件や要求に応じる形で、自分の将来の「志」から逆算したときに、今、高校生として何ができるのかを自分なりにも考えたうえで、実際に活動をしていく必要があります。
したがいまして、繰り返しますが、高校3年生から総合型選抜・学校推薦型選抜の対策を行うのでは遅いと言えます。活動実績を積み上げるためには、高校1,2年生から動いていく必要があります。何を具体的にしたらよいのかわからないという人もいるかと思います。まずは、潜龍舎にご相談いただければと存じます。また、弊塾セミナーにもぜひご参加いただければと思います。
総合型選抜・学校推薦型選抜は誰でも受けられる試験ではない!
総合型選抜・学校推薦型選抜は誰でも受けられる試験ではありません。指定校推薦が取れそうにないから、総合型選抜・学校推薦型選抜に挑戦したいという考え方には気を付けていただきたいと思います。というか、たいてい無理です。
志望理由書/自己推薦書 課題を見ればわかる
Ex.上智大学自己推薦入試(公募制)
自己推薦書課題
「志望動機」「学力」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動・社会活動の実績」「特技」等を記述し、自己を推薦する内容であるもの。
①志望動機
②学力
③学業成績以外の卓越した能力
④課外活動・社会活動の実績
⑤特技
まず、上記のいずれかを説明しなければなりません。すなわち、上記の項目に適合するような経験や実績があることが前提されています。
この自己推薦書を作成するにあたり、①は絶対に必須です。
あとは②~⑤のなかで、あなたが何を訴えることができるのか考える必要があります。潜龍舎に来る生徒たちは、②学力(Ex.数学オリンピック出場など)、③学業以外の卓越した能力(Ex.スポーツ、学外における研究、創作、芸術活動など)、⑤特技(Ex.スポーツ、英語以外の語学など)といった能力や実績を有する生徒は皆無です(笑)。そんなスーパー高校生はうちには来てくれません(笑)。というか、そんな生徒めったにいない!。潜龍舎が上智大学他、総合型選抜・学校推薦型選抜への合格者を輩出できているのは、④課外活動・社会活動の実績 を積み上げたり、これをアピールするように指導しているからです。
反対にいえば、上記②、③、⑤がないとして、加えて、④についても何もなかったら上智大学の自己推薦入試は、そもそも受けられはしないということです。
活動の実績もないのに、総合型選抜・学校推薦型選抜を受けられると思うなよ!
さて、今年も多数の方からお問い合わせやご相談を現時点までにいただいております。しかし、上記のように活動実績等を報告することが求められているのに、これまでに何もしておらず、そうした活動実績もないままに総合型選抜・学校推薦型選抜を受験したいと言われましても、そもそも出願書類すら作成できません。したがって、指定校推薦枠が取れなかったから、総合型選抜・学校推薦型選抜へという発想は、危険だといえます。活動実績や取り組んだといえることがない人は、総合型選抜・学校推薦型選抜を受けることができません。
課外活動、活動実績というのはそもそも何なのか
本当にみなさん、部活動しかおこなっていません。しかし、世界大会や全国大会にでも出場しない限り、部活動は活動実績にはなりません。とはいえ、活動実績とはコンクール優勝などの輝かしい成績だけをいうのではありません。そうではなく、将来の自分の「志」から逆算したときに、今の自分に何ができるか考え、何をしてきたのかが活動実績です。
Ex.弁護士になりたい
→日本でこれまでに生じた労災事件についての調査活動、大学における模擬裁判の傍聴、弁護士事務所の訪問&インタビュー
Ex.高齢者福祉に取り組みたい
→地域の高齢者との触れ合いの場として、地域にいるおばあさまたちのためのファッションショーの開催。
Ex.養護教諭の先生になりたい
→救急介護講習、看護体験講習、介護体験講習への参加、出身中学校の養護教諭への先生のインタビューや市内の小中学校の生徒たちへ養護教諭についてのアンケート調査活動。
これまでに潜龍舎の指導で合格した生徒たちが実際に行ってきた活動です。そして、以上のような活動が活動実績です。学校の「探究」の授業を挙げる人もいるのですが、それは学校内の活動であり、「きっかけ」でしかありません。しかも、昨今はどこの学校でも行われているため、特別な、アピールすべき活動実績としては挙げることはできません。
将来的に総合型選抜・学校推薦型選抜の利用も考えているならば、自分の将来を考え、自分の将来に向けて今、何ができるのかという観点から、(学校の外で)様々な活動に取り組んでみてください。大人に混じって何かをする経験を積んでください。部活動をしているだけでは、大学への道は開かれません。みなさんはすぐにボランティア活動と言いますが、自分の将来と関連がなければ、何の意味もありません。
学校の先生方へ(怒)
すべての教員がそうではないと思いますが、先生方、高3の夏休み前に生徒たちの成績等を見て、安易に総合型選抜・学校推薦型選抜の利用を勧めないでいただきたい。毎年、生徒や保護者様から「学校の先生に受けてみたらといわれたので…」ということで総合型選抜・学校推薦型選抜を受けたいというご相談をお受けしますが、上記のとおり、すべての生徒が総合型選抜・学校推薦型選抜を受けられるわけではありません。あなたの生徒は残念ながら、何の活動実績も、最悪、「志」も持ち合わせていないですよ。どうして、安易に総合型選抜・学校推薦型選抜を生徒に勧めるのでしょうか。ぜひ、やめていただきたく存じます。
高校1,2年生の皆さまへ
将来的に総合型選抜・学校推薦型選抜の利用も考えているならば、自分の将来を考え、自分の将来に向けて今、何ができるのかという観点から、(学校の外で)様々な活動に取り組んでみてください。大人に混じって何かをする経験を積んでください。部活動をしているだけでは、大学への道は開かれません。みなさんはすぐにボランティア活動と言いますが、自分の将来と関連がなければ、何の意味もありません。高3生になって、慌てて実績を積み上げようとしても無理があります。早期対策が合格の鍵です。
「生徒会活動やボランティアをやってきました!」
「生徒会やボランティア活動、それに部活動も3年間やめずにがんばってきたので、総合型選抜・学校推薦型選抜を受験して、合格することはできますか。志望理由書にはそうした高校時代にがんばったことをアピールするように大学の個別相談会でも言われました!」
先日も保護者の方からこうしたご相談を受けました。潜龍舎としての回答は、「生徒会やボランティア活動、部活動の体験が将来の志に結び付くものであれば、志望理由書を書くことはできるかもしれません。」という、なんとも歯切れの悪い物言いになってしまいます。
もう一度確認しておきたいと思います。大学入試において本質的に「評価の対象となる活動実績」とは、将来の志から逆算したときに、あるいは将来の志に「もとづいて」、今、高校生として何ができるかを考えて、行動し、積み上げてきた成果や活動です。大事なことは、「将来の志にもとづいている」こと、あるいは「将来を考えて行動してきた」ことです。これまでも、以下のような潜龍舎の合格者の例を出して、活動実績について説明してきました。
Ex.弁護士になりたい
→日本でこれまでに生じた労災事件についての調査活動、大学における模擬裁判の傍聴、弁護士事務所の訪問&インタビュー
Ex.高齢者福祉に取り組みたい
→地域の高齢者との触れ合いの場として、地域にいるおばあさまたちのためのファッションショーの開催。
Ex.養護教諭の先生になりたい
→救急介護講習、看護体験講習、介護体験講習への参加、出身中学校の養護教諭への先生のインタビューや市内の小中学校の生徒たちへ養護教諭についてのアンケート調査活動。
上記の例以外にも、弊塾において合格する生徒はみんな例外なく部活動も生徒会についてもそれだけを活動実績として挙げていません。部活動や生徒会や志なきボランティア活動を実績のように訴えても、合格することはないからです。つまり、それらは審査官である大学教員を納得させる理屈にはならないのです。
生徒会や部活動と将来の志…
潜龍舎におけるこれまでの指導経験や指導事例から、端的にいって、生徒会活動や部活動があなたの将来の志とどう結びついているのかを説明するのは難しいと思います。反対に以下のような事例であれば、志にもとづいた生徒会活動や部活動として説明が可能です(が、こうした例は稀です…)。
生徒会活動
評価される生徒会活動例
もともと地域振興や地方創生、地域コミュニティ活性化の課題等に関心があり数々の書籍を渉猟しており、大学では公共政策について学び、将来は地域行政にたずさわり、少子高齢化の進む日本における地域の振興を図る公務員として働くことを志している。私には生徒会活動において、生徒会活動という体裁を取りながら、学校組織を巻き込んで、文化祭や体育祭などの学校行事において毎回、地域の人々も巻き込んだ地域振興活動を三年間行ってきた実績と成果がある。たとえば……
生徒会活動それ自体が実績になるのではなく、生徒会という組織体を用いて将来の志にもとづいて何ができるかを考えて行動した結果です。たんに「生徒会やってました」ではなく、生徒会という組織を用いて、学校を巻き込んで、自分の志に照らして何ができるかを考えて継続的に行動した成果が活動実績です。目的は生徒会活動そのものではなく、その先にある地域振興活動なのです。そして、大学教員はこの生徒の生徒会活動ではなく、生徒会をつうじて実践された地域振興活動のほうを評価するわけです。ちなみに以降の生徒の例も実際に潜龍舎において指導した生徒です。
「生徒会活動をつうじてリーダーシップを発揮して、生徒の意見をまとめ、生徒生活や学校の風紀を守り、校則の改正を行ったり、文化祭における予算の拡充を図りました!」程度の、あくまで生徒会が行いそうな仕事をそのままやりました程度の報告では、評価の対象になりませんので、気をつけてください。
部活動
スポーツ系の部活の人は、スポーツ推薦系の試験ではなく、純粋に総合型選抜・学校推薦型選抜に臨もうとするならば、(大学にもよりますが)全国大会、国体、世界大会レベルでないと、評価の対象にすらならないと思ったほうがよいです。つまり、スポーツ推薦に臨むこともできない中途半端な実績では評価の対象になりません。「うちの息子、娘は部活動をしっかり3年間がんばりました!」と本当に保護者の皆様方がおっしゃられますが、全国の高校生がみんな3年間部活動をがんばっていますよ…。
ダンス部での活動例
福島原発事故以降、放射能汚染の被害を恐れ、外で遊ぶことができなかったり、身体を動かすことができない市民や子どもたちのために、各種のイベントを行政機関やNPO組織と共催し、ダンスイベントをつうじて市民の健康増進を図る活動を行ってきた。こうした活動実績から、将来はダンスによる健康増進や生活習慣病の予防などに効果的なプログラムを科学的知見にもとづいて作りたいと考えるようになった。
たしかに部活動なのですが、部活動の域を超えて取り組んできた市民の健康増進活動が評価の対象となり、さらにこの活動から将来の志を見出した経緯も説明することができます。
要するに、部活動をそのまま行っているだけではダメです。サッカー部だったらサッカーしかしていない、野球部だったら野球しかしていない状態だと、よほどの成果が出ていない限りは、評価されません。それは志に向けた活動ではなく、単なる趣味になってしまうのです。
「ボランティアをやっていてもダメなんですか!?」
上記のようなお話をするとたたみかけるように言われます。「うちの子、けっこうボランティアもやっているんですよ!」、保護者の皆様からなかばキレ気味に訴えられます。火に油を注ぐようなことになるのですが、潜龍舎は言ってしまいます。「志なきボランティアは意味がありません」。何度も申し上げるのですが、将来の志にもとづいて今何ができるかを考えた活動でなければ、評価の対象にならないのです。大学では英文学について学び、シェイクスピア研究を行いたいと言っているのに、子ども食堂でのボランティアをやりましたと言われても志と結びつかないのです。仮に将来は子どもの貧困やネグレクトの問題などの解消に取り組みたいという志があるならば、子ども食堂におけるボランティアは経験として積んでおく必要がありますし、有効だといえます。
○○に対する興味・関心があるというならば、さらに関心を高めてきたのならば、関心の対象に対してどのような行動や活動を行ってきたか(=活動実績、何らかの探究活動も含まれる)を示すことによって、自分の関心の高さを証拠づけ、アピールする必要があります。ボランティア活動についても、将来の志にもとづいた活動を行い、示す必要があります。
改めて活動実績とは
まとめましょう。
大学入試において本質的に「評価の対象となる活動実績」
=将来の志から逆算したときに、あるいは将来の志に「もとづいて」、今、高校生として何ができるかを考えて、行動し、積み上げてきた成果や活動
志なき活動や経験は志望理由書や自己推薦書、活動報告書に記述しても、評価の対象にはなりません。なぜ、どのような問題意識や将来の志があって、その活動を行ってきたのかが入試においては見られます。また、さまざまな活動を通じて、志が醸成されてくるというのが実態だと思います。部活動を行うばかりではなく、世の中や社会に目を向けて、自分が生きる世界に対する関心を高め、行動を起こしてもらいたいです。たんに社会問題だけではなく、文学、映画、ファッション、アニメ、音楽、ドラマ、演劇、どこからでも学問への入り口はあります。YoutubeやTikTok、SNSばかり見ていないで、「ほんもの」に実際に触れることが大切だと思います。自分が寝食を忘れて夢中になれるものを見つけ、少なくとも同年代の誰も追いつくことのできないほどのマニアやオタクといわれるまでにまずはどっぷりとはまった先に将来が見えてくることもあります。高校1,2年生においても総合型選抜・学校推薦型選抜に将来的に臨もうと考える方は、この点を忘れずに、何も考えずに部活動や生徒会、ボランティア活動を行うのではなく、将来を考えて行動していただけるとよいと思います。そして、以上のような取り組みや活動や将来を考えることが面倒な人は、一般入試を受ければよいだけです。
総合型選抜・学校推薦型選抜は誰でも受けられる試験ではない!
再度、申し上げますが、総合型選抜・学校推薦型選抜は誰でも受けられる試験ではありません。
ごめんなさい、無理なんです…
夏休みも終わりかけているのに、受験生からこれまでも以下のような質問を多数、受けてきました。
総合型選抜のエントリーシート(or 志望理由書)に「これまで地域で活躍した実績と、これまで学校で学んだ授業科目の内容がそれらの活動にどのように役立ったか、その関連性について書きなさい」という項目があります。しかし、私は部活ばかりしていたのでボランティアもしておらず、実績といえることをしていません。また、実績があったとしても学校で学んだ授業科目がどう役立ったかも書くのが難しいです。たとえば、どんなことを書けばいいのでしょうか。
ごめんなさい。活動実績の報告を求められているのに、それがないし、何もしていないといわれたら、もう無理なんです…。この大学には出願できません。出願しても合格することはないのです。どんなことを書けばいいかではなく、そもそも書くことがないため、書けないのです…。
志望理由書/エントリシート課題から大学のメッセージを正しく把握してください
厳しいことを言えば、活動実績を有していない受験生を大学側は求めていないということです。活動実績が積みあがっていないにもかかわらず、総合型選抜・学校推薦型選抜に臨もうというのは非常に無謀なのです。受験生になって、夏休みになって、制度として総合型選抜・学校推薦型選抜があるから、誰でも受けられる試験ではないのです。志望理由書やエントリーシートの課題をよく見てください。上記のように、「これまで地域で活躍した実績」とあれば、地域で活躍していることが出願の段階で条件とされているのです。つまり、「これまで地域で活躍した実績」がない者は、最初から入試の選考から除外されているのです。
以上より、再度繰り返します。
総合型選抜・学校推薦型選抜は誰でも受けられる試験ではありません。
「そもそも活動実績が積み上げられていないのはなぜなのか」
・活動実績といえる実績や活動がありません。高3生になってから総合型選抜・学校推薦型選抜の準備をすることはできますか。
・学校の先生から総合型選抜を勧められたものの、活動実績はゆるい部活とボランティアをちょっとしただけです。このような状態で、総合型選抜を受けることはできるのでしょうか。
もう少し、根本的に考えてみたい。高校3年生になった段階で、総合型選抜・学校推薦型選抜を受けてみようかと考えたときに、多くの高校生が大学の要求する活動実績を積み上げられていない事態があり、相談が殺到するのはなぜなのだろうか。答えは簡単だ。活動実績がない原因は、その受験生に「志」がないからだ。「志」については以下の記事をご参照ください。
自分の「志」や将来の志望、さらに「志」に即した強烈な興味・関心が言葉の真の意味において「本当にある」ならば、人は自然とおのずから行動を起こす。本来的にはその行動が活動実績として積みあがっていくものであり、あるいはそうした行動を継続することによって自身の「志」が見定められ、固められていく。実際に総合型選抜・学校推薦型選抜の対策が上手くいき、合格する生徒は、「志」があり、活動実績もある。「志」や将来の志望は、いきなり高3になってパッと定まるものではないし、少しずつ醸成されていくものだ。したがって、潜龍舎では高校1,2年生から少しずつ、大学進学より先の自身の将来のあり方について考えるようにというキャリア指導を行い、セミナーやワークショップも行っている。
主だった活動実績がないという高校3年生の9割に当てはまる特徴は、「志」や将来の志望が定まっていないということである。「○○を学びたいから/××に興味があるから、大学に行きたい」、おおよそみんなこのようにのたまう。学びたいから、興味があるからでは、大学は入れてはくれない。「志無き者は、去れ」、これが総合型選抜・学校推薦型選抜の基本だ。志があれば、人は自然と動く。動いていないのは、活動実績がないのは、志や将来の志望がないからだ。
活動実績がないと相談する受験生の本質的な問題は、活動実績がないことではなく、「志」や将来の志望がないことだ。志がなければ、行動につながらないし、志望理由書も当然書けない。まずは、自分の「志」を定めることからすべてが始まる。
高校1,2年生のみなさん、高3になって、活動実績がなく、総合型選抜・学校推薦型選抜を(受けたくても)受けられない、あるいは活動実績がなくて不合格になるという事態にならないように、少しずつ、自分の「志」や将来の志望について考えていきましょう。そして、実際に自分の興味・関心にしたがって、学校や家庭の外に出て行動してみましょう。大人に交じって何かをする経験を得ましょう。仮にも大学受験を考えているならば、何も考えずに部活動にオールイン、部活動で青春しているだけではダメです。どうか、少しずつ自分の「志」について考えていきましょう。潜龍舎ではいつでもセミナーや個別ご相談のご依頼をお受けしております。
「本当に興味があるなら、まずは行動せよ」
「興味があります」程度の関心では大学は入れてくれません
大学や学部学科を選択する際に、皆様の「志」や「興味・関心」を中心にすべきことは言うまでもないと思います。特に総合型選抜・学校推薦型選抜においては、志望理由書や面接などにおいて、「なぜ、その大学を志望するのか」、「なぜ、その学部学科を選択するのか」、「大学で何を目的として、何を学びたいのか」等について必ず問われます。それに対して、「〇〇に興味を持ちました/興味があります。だから、学びたい!」程度の説明では、大学教員が納得することはありません。
人を納得させるには言葉だけでなく、行動によって示すしかない
受験生による以下の二つの説明のうち、大学教員はどちらを評価し、納得すると思いますか。
A:
高校の授業でSDGsについて触れることが多くなり、グループワークや個人学習などで世界が抱えている貧困や飢餓などの問題などについて調べていくうちに、SDGsや世界の現状などに興味・関心を持ちました。そのうえで大学へ進学し、「なぜ貧困が生まれるのか」「なぜ世界の国々でこんなにも格差があるのか」を日本のみならず、海外の視点から深く知り、学びたいと思いました。〇〇大学経済学部では、世界の経済や多様な現実について深く学ぶことができ、海外留学を始め学科独自の「海外特別研修」や「NGO論」などの現地での体験から学べる機会が多くあります。 現地に赴いて体験することで世界の様々な問題や情勢などについて、より考えを深めることができると思います。その他にも、語学力教科を重視したカリキュラムや多角的な専門性を身に付けることが可能で、魅力を感じました。入学後は、グローバル社会に適応できる人材になれるよう、海外に留学し、実践的な英語を修得することを目指します。また、◯◯教授の講義「ペリーの黒船が物語るグローバル経済の内実」を聴き、当時のアメリカ経済を読み解くことで新たな発見や考えができると知りました。いろいろな視点から物事を見る事の重要性を知りました。 私も外国の視点でSDGsについても学び、日本と外国とのとらえ方の違いを学びたいです。
B:
私は、史跡や遺跡を巡ることが好きで、これまでにも平等院鳳凰堂、登呂遺跡、沖縄のアブチラガマなどを訪れてきた。そうした活動のなかで、私は学校で学ぶ日本史以上に、より詳しく専門的に史跡や遺跡から日本が持つ固有の文化を理解したいと考えるようになった。さらに、史跡や遺跡などの日本の歴史的、文化的な財産の価値を理解したうえで、それらを守る取り組みも考えていきたい。なぜなら、史跡や遺跡などの文化財は経年劣化していくものであり、それらの修繕、維持には技術と資金が必要となるからだ。今後、経済的状況に左右されることなく、史跡や遺跡を保護・維持するためには、国家からのサポートに頼るばかりでなく、文化財を維持するための工夫を行っていく必要があると考える。そうした取り組みの構想として、私は日本の文化・歴史的遺産の持つ価値や魅力を今まで以上に海外にも発信し、広く日本の文化・歴史的遺産の価値を理解してもらいつつ、地域の文化・歴史を地場における観光産業とも結びつけることで、文化・歴史的遺産保存のための資金を獲得していく仕組みづくりを行い、社会に貢献していきたいと考えている。
上記のA、Bの志望理由の説明においてどちらが評価され、合格すると思いますか。少し考えてみてから、以下を読んでください。
さて、わかりましたでしょうか。Aは典型的にダメな志望理由の説明です。問題箇所が多過ぎますので、ここでは説明しきれないほどです。一方で、合格するのはBです。その理由を一点だけ説明したいと思います。Bは「史跡や遺跡を巡ることが好き」であるという歴史的建造物や歴史そのものへの興味・関心に加えて、その興味・関心があることの証拠となる行動(=平等院鳳凰堂、登呂遺跡、沖縄のアブチラガマなどを訪れている実際の行動があるという事実)が示されることによって、興味・関心が本物であることを明らかにしています。他方、Aは高校の授業でSDGsに興味・関心を持ったという説明から、その興味・関心からつながる行動がなされていないです。「興味・関心があります!」と言うだけならば、口先でいくらでも言うことができます。大事なことは、その興味・関心が本物であるということを他者に示すための「行動・活動」なのです。人を納得させるには、言葉だけでなく実際の行動によって示す必要があります。
みんな自分に嘘をついている…
志望理由書の作成や面接対策において問題となるのは、高校生の皆様が「興味・関心がある」と仰られることの大半には、実はさほど「興味・関心がない」ことです。というのも、言葉の真の意味において「本当に」興味・関心があるならば、その対象にのめり込んだり、何らかの行動や活動をするはずなのに、ちょっと質問して突くと実際には何もしていない…。本当に何もしていない。その関心の高さを示し、継続的かつ積み上がった行動が何もない。それなのに、みなさんは「興味・関心がある」と自分に対しても他者に対しても平気で嘘をつきます。そうした状態では「本当に君は興味・関心があるのかね」と疑義を呈されることになります。高校生の皆様、本当に興味・関心があるというのならば、行動してください。というか、本当に興味・関心があるならば、そもそも行動するはずですよね。
行動が先か、「志」が先か
自分が何に興味があって、将来何をしたいのかを知り、明らかにするためには、実際に行動することが必要です。一方で「志」がなければ、自分が何を対象として、何に向かって行動するべきかわからないということもあると思います。「行動が先か、「志」が先か」…鶏が先か卵が先かの議論ですが、いずれにしても「興味・関心」を明らかにし、他者を納得させるためには、いろいろ動いて、考えてみる必要があるといえます。何らかの対象に興味・関心があると考えているならば、その対象に向けて何ができるのか、考えてください。各種の入門書や概説書などの書籍を読んでリサーチする、講演などを聞きに行く、ワークショップや市民講座などに参加する。何も考えずに、単にボランティアをするだけではダメです。学校外で自分の興味・関心にしたがって、様々な活動を行っていくことが重要です。何をして良いのかわからない人は、ぜひ潜龍舎にご相談ください。やれること、やるべきことが実はたくさんあります。
総合型選抜・学校推薦型選抜という試験のために行動するな!
総合型選抜・学校推薦型選抜という試験があるから、行動するというのも本末転倒です。違います。あなたが将来、少なくとも30歳ぐらいになるまでに成し遂げていたいこと、やってみたいことから逆算したときに、今、何ができるかを考えて行動する必要があります。試験云々ではなく、あなたの人生や将来のヴィジョンにしたがって、今、動いてもらいたいのです。たしかに、自分の将来なんてまだわからないし、考えられないという人もいると思います。それはそれでまったく正直であり、もっともだと思います。しかし、ちょっと考えてみてください。皆さんはまだ保護者の庇護のもとにあるとはいえ、もう心身ともに大人です。諸々の判断能力もありますし、大学受験にかかわりなく、自分の将来を真剣に考えてみても良い時期です。したがって、自分が何をして生きていきたいのか、将来どうやって飯を食っていくのか、何をしていると自分は幸福なのか、自分は何を問題だと考えているのか、自分との対話を行うべきだと思います。あなたが何者になるかは、あなたにしか考えられません。親でも先生でも友達のでもない他ならぬあなた自身の人生ですし、あなたにしかどうにかすることはできないのです。総合型選抜・学校推薦型選抜という試験は、自分の人生について自分で舵をとる第一歩だと思います。あなたの過去、現在、未来、あなたの存在そのものが問われる試験です。真剣勝負でいきましょう。
潜龍舎オープンチャットでは、総合型選抜・学校推薦型選抜 対策/小論文対策についてご質問を随時お受けしております。
こちら→潜龍舎主催 総合型選抜・学校推薦型選抜対策相談室オープンチャット
【全国対応】総合型選抜/学校推薦型選抜 合格プログラム オンラインセミナー【参加無料】
総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜 受験予定者 推奨参照記事
Contents
- 潜龍舎非公式ブログ
- 「総合型選抜・学校推薦型選抜受験のための心得」 ―総合型選抜・学校推薦型選抜について、全国の高校生の皆様、保護者様に知っておいてもらいたいこと―
- 【全国対応】高校1,2年生のための #総合型選抜/ #学校推薦型選抜 対策 ‘1day’ スタートアップ ワークショップ (高3生も参加可)
- 【全国対応】早稲田大学 総合型選抜(AO入試、自己推薦入試、FACT入試、新思考入試) 総合対策コース
- 2024年度 早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入学試験 合格体験記
- 早稲田大学 スポーツ科学部 合格体験記【2023年度入試】
- 早稲田大学 スポーツ科学部 自己推薦入試 合格体験記
- 慶應義塾大学 法学部 合格体験記
- 慶應義塾大学 総合政策学部 合格体験記
- 上智大学 総合人間科学部社会福祉学科 合格体験記
- 東洋大学 自己推薦入試 合格体験記
- 日本体育大学 総合型選抜 合格体験記
- 津田塾大学AO入試合格体験記
- 東京女子大学「知のかけはし入学試験」合格体験記
- 日本女子大学 総合型選抜 合格体験記
- 日本女子大学 総合型選抜 合格体験記【2023年度 家政学部 児童学科】
- 白百合女子大学 総合型選抜入試 合格体験記
- 2024年度 横浜国立大学 教育学部 学校推薦型選抜(全国枠) 合格体験記
- 筑波大学 学校推薦型選抜 合格体験記
- 広島大学 総合科学部 総合科学科(文科系)合格体験記
- 東京学芸大学 合格体験記
- 愛知教育大学 合格体験記
- 宮城大学 看護学群 看護学類 合格体験記
- 2024年度 熊本大学 法学部 学校推薦型選抜Ⅰ 合格体験記
- 埼玉県立大学 合格体験記
- 2024年度 埼玉県立大学 学校推薦型選抜 合格体験記
- 【全国対応】早稲田大学 政治経済学部 グローバル入試 対策講座 【模範解答】
- 【全国対応】慶應大学 法学部 FIT入試 専門対策講座
- 【全国対応】慶應義塾大学 AO入試対策講座
- 【全国対応】上智大学 推薦入試(公募制) 対策講座
- 【全国対応】東京女子大学「知のかけはし入学試験」対策講座
- 【全国対応】國學院大學 公募制自己推薦(AO型)入試 対策講座
- 【全国対応】順天堂大学 AO・推薦入試対策 「私の順大プラン」・小論文
- 【全国対応】明星大学 教育学部 AO入試 小論文 対策講座【模範解答】
- 【全国対応】女子栄養大学 アクティブ・ラーニング入試 対策講座
- 【全国対応】東洋大学 公募推薦入試 対策専門講座
- 【全国対応】埼玉大学 推薦入試 対策講座
- 2018
- 2019
- 2020
- 2021
- 2022
- 2023
- https://www.yu-hikai.com/category/senryuu
潜龍舎非公式ブログ
「総合型選抜・学校推薦型選抜受験のための心得」
―総合型選抜・学校推薦型選抜について、全国の高校生の皆様、保護者様に知っておいてもらいたいこと―
https://www.yu-hikai.com/senryuu/3519.html
各種ご相談も受付中
オンラインでのご面談も行っておりますので、下記お申込みフォームよりお申込みください。
【オンライン指導 個別指導】総合型選抜・学校推薦型選抜 対策 / 大学入試小論文 対策 専門塾 潜龍舎 募集要項
Youtube 潜龍舎チャンネル
雄飛教育グループ:大学受験部門
オンライン【入塾説明会】文武修身塾×潜龍舎
潜龍舎はどのような塾なのか
潜龍舎の強み-完全1対1個別指導
総合型選抜・学校推薦型選抜の対策指導を行う大手塾さん、たくさんあります。総合型選抜の対策指導、みなさん当然行っています。
この時期は、各大手塾さんもセミナーやら説明会やら実施していますので、のぞいてみてくださいね。ちなみに弊塾のセミナーは下記のとおり。
潜龍舎のスタッフは全員が博士号の学位を有し、大学でも講義を担当し、学術論文を執筆する現役の研究者です。したがって、潜龍舎が大手塾さんと異なるのは、入試審査官である大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う点にあります。大学における学問や研究の観点から志望理由書作成指導や小論文指導を行う点が、他塾の指導者とは明確に異なり、大きな強みであると言えます。
また、弊塾の特徴としては、一対一の完全個別指導です。大手塾のなかには、指導者一人で複数生徒の指導を同時間内に行うところもあるようです。しかし、過ごす時間や指導の密度は当然、個別指導のほうが高くなります。さらに、指導時間以外にもLINEやメールなどで随時質問対応が可能です。生徒との連絡を密に取りながら、生徒とともに伴走して臨むスタイルが弊塾の大きな特徴だと言えます。まとめましょう。
潜龍舎の指導の強み
1.潜龍舎は現役の研究者集団であり、大学教員のニーズを知り尽くし、アカデミズムの立場から指導を行う。
2.完全個別指導+随時質問対応可能
3.生徒の将来を考え、生徒の問題や課題に寄り添った指導を行う。
総合型選抜・学校推薦型選抜 志望者のみなさん、ぜひ、大手塾さんも見ていただいたうえで、弊塾のご利用をご検討いただければと存じます。しかし、潜龍舎では、職人気質の極めて強いプロのスタッフが、一人一人の生徒に、時間をかけて、丁寧に小論文や志望理由書、面接等の対策を行います。したがって、指導できる生徒数に限りがありますので、お早目のご相談、ご入会をお願いいたします。
高校1,2年生対象 総合型選抜・学校推薦型選抜 対策講座
【全国対応】高校1,2年生のための #総合型選抜/ #学校推薦型選抜 対策 ‘1day’ スタートアップ ワークショップ (高3生も参加可)
【全国対応】早稲田大学 総合型選抜(AO入試、自己推薦入試、FACT入試、新思考入試) 総合対策コース
合格体験記
2024年度 早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入学試験 合格体験記
早稲田大学 スポーツ科学部 合格体験記【2023年度入試】
早稲田大学 スポーツ科学部 自己推薦入試 合格体験記
慶應義塾大学 法学部 合格体験記
慶應義塾大学 総合政策学部 合格体験記
上智大学 総合人間科学部社会福祉学科 合格体験記
東洋大学 自己推薦入試 合格体験記
日本体育大学 総合型選抜 合格体験記
津田塾大学AO入試合格体験記
東京女子大学「知のかけはし入学試験」合格体験記
日本女子大学 総合型選抜 合格体験記
日本女子大学 総合型選抜 合格体験記【2023年度 家政学部 児童学科】
白百合女子大学 総合型選抜入試 合格体験記
2024年度 横浜国立大学 教育学部 学校推薦型選抜(全国枠) 合格体験記
筑波大学 学校推薦型選抜 合格体験記
広島大学 総合科学部 総合科学科(文科系)合格体験記
東京学芸大学 合格体験記
愛知教育大学 合格体験記
宮城大学 看護学群 看護学類 合格体験記
2024年度 熊本大学 法学部 学校推薦型選抜Ⅰ 合格体験記
埼玉県立大学 合格体験記
2024年度 埼玉県立大学 学校推薦型選抜 合格体験記
ご相談・ご入会について
下記ページのお問合せフォームからご相談・ご入会希望のお申し込みをお願いいたします。無料にて対策相談、あるいはご面談をさせていただきます(遠方の方もオンラインでのご面談を承っております)。お気軽にお問い合わせください。
【全国対応】潜龍舎オンライン指導風景
【全国対応】大学入試 小論文 模範解答作成を請け負います
各大学専科講座
【全国対応】早稲田大学 政治経済学部 グローバル入試 対策講座 【模範解答】
【全国対応】慶應大学 法学部 FIT入試 専門対策講座
【全国対応】慶應義塾大学 AO入試対策講座
【全国対応】上智大学 推薦入試(公募制) 対策講座
【全国対応】東京女子大学「知のかけはし入学試験」対策講座
【全国対応】國學院大學 公募制自己推薦(AO型)入試 対策講座
【全国対応】順天堂大学 AO・推薦入試対策 「私の順大プラン」・小論文
【全国対応】明星大学 教育学部 AO入試 小論文 対策講座【模範解答】
【全国対応】女子栄養大学 アクティブ・ラーニング入試 対策講座
【全国対応】東洋大学 公募推薦入試 対策専門講座
【全国対応】埼玉大学 推薦入試 対策講座
上記講座は対策講座の一部です。
上記以外の大学の総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜 対策もお任せ下さい。
潜龍舎 大学受験 進学先
2018
慶應義塾大学 法学部
同志社大学 心理学部
愛知医科大学 医学部
順天堂大学 医療看護学部
京都府立医科大学 医学部看護学科
奈良県立大学 医学部看護学科
2019
慶應義塾大学 法学部(FIT入試)
東京学芸大学 E類教育支援課程 ソーシャルワークコース
東京学芸大学 E類教育支援課程 表現教育コース
横浜市立大学 国際商学部
京都教育大学 教育学部 数学領域専攻
独協大学 外国語学部 英語学科
日本女子大学 文学部 史学科
順天堂大学 スポーツ健康科学部
順天堂大学 スポーツ健康科学部
順天堂大学 保健看護学部
大東文化大学 スポーツ科学部
国際武道大学 体育学部
2020
早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ
慶應義塾大学 通信教育課程 文学部
上智大学 神学部 神学科
上智大学 文学部 英文学科
青山学院大学 地球社会共生学科
東洋大学 ライフデザイン学部人間環境デザイン学科
津田塾大学 学芸学部 国際関係学科
東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科
国士館大学 体育学部 スポーツ医科学科
2021
東京学芸大学 教育学部 B類 中等教育教員養成課程 理科専攻
東京学芸大学 教育学部 C類 特別支援教員養成課程
慶應義塾大学 総合政策学部
上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科
明治大学 商学部
東洋大学 ライフデザイン学部 生活支援学科
東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科
日本女子大学 人間社会学部 社会福祉学科
日本女子大学 家政学部 住居学科
日本体育大学 スポーツ文化学部 スポーツ国際学科
白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科
白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科
白百合女子大学 人間総合学部 初等教育学科
玉川大学 芸術学部 メディア・デザイン学科
北里大学 看護学部
目白大学 保健医療学部 理学療法学科
帝京科学大学 医療科学部 理学療法学科
2022
早稲田大学 スポーツ科学部
早稲田大学 スポーツ科学部
早稲田大学 スポーツ科学部
早稲田大学 スポーツ科学部
白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科
日本大学 薬学部 薬学科
大東文化大学 スポーツ健康科学部
埼玉大学 経済学部
横浜国立大学 都市科学部 環境リスク共生学科
浜松医科大学 医学部 看護学科
愛知教育大学 学校教員養成 養護教育専攻
京都教育大学 教育学部 数学領域専攻
大阪教育大学 学校教育養成課程 小中家政教育コース
2023
早稲田大学 スポーツ科学部
東洋大学 社会学部
日本大学 文理学部 中国語中国文化学科
日本女子大学 家政学部 児童学科
白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科
日本赤十字看護大学 さいたま看護学部
新潟青陵大学 看護学部
広島大学総合科学部総合科学科
筑波大学 人文・文化学群 比較文化学類
宮城大学 看護学部
北海道教育大学 函館校 国際地域学科 地域教育専攻
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